平成25年4月24日(水)、5月1日(水)19:00~21:15、秋穂あかり園研修室にて「正しい人間関係を取り戻すために目標指向型ステップアップケアプランを」と題して、内部研修を行いました。参加者は特養(介護・看護・機能訓練指導員・管理栄養士・栄養士・調理員・生活相談員)、デイサービス(介護・看護・生活相談員)、グループホーム(計画作成担当者・介護)、ケアハウス(介護・生活相談員、調理員)、居宅介護支援事業所(ケアマネージャー)と全部署の常勤職員、非常勤職員が参加して、4月24日(水)は33名、5月1日(水)31名の合計64名での研修となりました。
辻野施設長自らが講師を務め、“正しい人間関係を取りも戻すには”“その人らしさとは”“なぜケアプランが必要なのか”等を話し、その中で、どうして多職種間での連携や職場の風土づくりが必要なのか、経験談を交えながら話をしました。
連携に関する施設長話の中で、わかりやすい経験談がありましたので紹介します。
ある商店の前に置いてある自動販売機でコーヒーを買おうと、120円を入れてボタンを押したがコーヒーが出てこない。他のボタンを押しても何も出てこず、返却レバーを下げてもお金が返ってこないので商店の中へ。
「すみません、前の自動販売機にお金を入れても出てこないんですが・・・。」と言うと、商店のおばちゃんが「あぁ、前の自動販売機はうちの管轄じゃないんで、自動販売機に電話番号が貼ってあるから、そこに直接電話してもらえるかな。」私「あっ、はい、わかりました」と言った。
商店のおばちゃんは、間違ったことは言ってない、管轄ではないから、電話番号先に言ってくれということ。正しい対応をしているだけなのだ。
しかし、私は、商店のおばちゃんに「あぁ、自動販売機故障しているかもね、ちょっと電話してみてあげようね」という言葉を期待していたので、心になんとなく「しこり」を感じてしまった。商店のおばちゃんは間違ったことは言ってないのに私の心に「しこり」が残る。
これを連携という事に置き換えると、介護職員が看護職員に「ちょっと○○お願いできますか?」と頼んだ時、「それは、私達の仕事じゃないから」と断ったら・・・。看護職員が調理職員に「ちょっと○○お願いできますか」頼んだとき、「それは、私達の仕事じゃないから」と断ったら・・・。事務職員が介護職員に・・。頼む方も1時間や2時間もかかるようなことや、その職種にしかできないことは頼まない。これくらいやってもらえるだろうという期待のもと「ちょっと」のこと頼むのだ。断る方も、自分の仕事ではないという理由は間違っていない。チームにはそれぞれ役割があるから。
しかし、その「ちょっと」を引き受けるか断るかによって大きく心は変わってくる。
断られると気分が悪いし、引き受けてもらえると自分も頼まれたら引き受けようと思うだろう。
お互いに「ちょっと」のことで職場の風土はより良い方向に変わる。
4月10日(水)に家族交流会「春の食事会」を開催しました。
平日の開催にも関わらず、54名のご家族にご参加いただき、大変賑やかな会となりました。
まず、はじめに園長より、「例年、この時期は花見を全体で行っていましたが、このたびは全体での行事ではなく、ユニット別での行事としました。新年度を迎え新人職員、転入してきた職員や、ユニット間で異動もあったため、ユニット別で行事を行い職員の顔と名前をよく知ってもらった上で話しやすい関係を作りたいと思っています。」と話がありました。
ご利用者とご家族はもちろんですが、ご家族と職員との良いお話の場にもなりました。○虹棟では
○樹木棟では
職員も自己紹介をして、ご家族にも職員の事を知って頂けるようアピールタイムを設けました。
○花棟では
花棟では、ご家族から「オカリナ演奏」のプレゼントもあり、透通る音色にご利用者、ご家族とも吸い込まれるような時間でした。ありがとうございました。
「生きているうちに球場で野球が観たい!!」
~夢を叶えた“直球勝負”~
当園のご利用者で「生きているうちに球場でベイスターズの応援に行きたい」と希望がありました。球場へ行くに当たって“ステップアップケアプラン”で介護内容、短期目標をクリアーしていき、2年かかりましたが・・・。平成25年3月10日(日)ついに「津田恒実メモリアムスタジアム」のこけら落としともなった「DeNAベイスターズ VS 広島東洋カープ」2013年オープン戦を観戦しました。
スタジアムに向かう車中では、「今日はベイスターズがおそらく勝つ!!」「応援グッズをたくさん買いたい」とイキイキされて話がはずみました。
スタジアムはメモリアルイベントもあるためとても賑やかで「周南市出身の炎のストッパーを称える」お祭りムードでした。
11:00開門!!!中に入るとベイスターズのバッティング練習中!「うわ~~~!!」これが第1声でした。
「練習風景も球場に行かないと見れんからね~」と、目はキラキラと輝いていました。そして、中畑監督がベンチから出てくると・・・。「中畑~~~頼むぞ~~!!」と大きな声を張り上げると、中畑監督もこちらを見てくれました。
試合は、7回までシーソーゲーム!1つのプレーに手に汗握る好ゲームでした。
翌日居室には、ベイスターズグッズが置かれ「今から部屋に飾るよ!どこがいいかね」と余韻を楽しまれ、服のポケットには園長が素手でキャッチしたボールが入っており、職員に自慢そうに見せてくれています。
今度の目標は!ヤフードームかマツダスタジアムに行きたい!新たな長期目標ができました。
最後の記念ショットは「広島県のご当地アイドルと記念写真」
新年度を間近に控え、4月には新人職員を迎える時期となりました。その前に先輩である私たちが正しく、丁寧な介護が出来ているか確認することを目的に「介護技術の研修会」を開催しました。
ロールプレイを交えて、お互いにベッドから車いすに移乗し合うことで、不安ではなかったか、どのようにすれば安心して身を任せられるかなどを実際に体験しました。
相手の力の利用や、ちょっとした体の使い方で簡単に人を立ち上が らせるメカニズムを体感し、ご利用者に無理のない立ち上がり動作を検討しました。
研修会の最後には、施設長から介護する上での心得指導がありました。
忙しい日には慌てたり、急ぎ雑なケアになりがちです。急いでやっても、丁寧にやってもかかる時間は変わりません。その反対に、丁寧にやった場合と、急いで慌てて介護した場合の介護事故の大きさや発生する可能性は大きく違います。丁寧で親切なケアをしていきましょうと締めました。
ご利用者に安心して、秋穂あかり園で生活していただくために、来年度は計画的に介護技術に関する施設内研修会を開催します。各事業所「秋穂あかり園・秋穂温泉ホーム・グループホーム」にて年始会を行いました。
園長より、新年の挨拶があり乾杯を行いました。
利用者さんの笑顔が多く見られ正月料理を楽しまれていらっしゃいました。
秋穂温泉ホームでは
園長より「雪景色の中、引き締まった気持ちで新年を迎えることができました。」と挨拶の後、乾杯をして新年を祝いました。
新館本館まわられ、新年の挨拶と乾杯を行いました。
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