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個別支援~上半期を振り返って~




 

入居者の方の希望・要望をお聞きして、取り組んでいる「個別支援」の上半期を振り返ってご紹介したいと思います。


その1

「息子には心配かけたくないけど、家の事が気になるのよね。お墓参りもしたいし・・・」との思いを、どうすれば実現できるか、何に対し配慮がいるのか、色々職員も情報収集をして、今回実現したのは、『お墓参りをして、先祖にお礼を!』

 

「心がすっきりしたよ」
「これで安心できる」
久しぶりの我が家に帰れてよかった」

現在お一人で生活する事が困難で入居されていますが、これからも時々職員と一緒に家に帰る事で、安心して生活できる支えになるのでは・・・と考えております。



その2

『山頭火ふるさと館へ行きたい』~外出することが大好きだけど、俳句を作ることも大好き、そんな中一度は行ってみたい場所にあがったのが、山頭火ふるさと館。



俳句に興味のある方も誘い、行ってきました。
館内では、俳句や川柳を真剣に拝見されておられました。



手をつないで仲良く歩かれる二人。昼食は、和加栄で、天神定食を注文。
「好きな俳句も見れて、お食事も美味しく、今日はありがとうね。」

これをきっかけに、今まで足が遠のいていた俳句を作られるようになり、今回、自由律俳句大会へ作品を投稿したいという思いを持たれ、今頑張って俳句を作られています。
行事に参加された時なども、「俳句作ったよ。見て」と言う声が、聞かれ始めております。






その3

『ゆめ花博に行きたいけど、みんなと一緒に歩ける自信がない、迷惑をかけてしまう』としぼみかけた夢を持たれている方が何人いるだろう?と、職員が耳を傾けると希望者が4名おられました。

「これだけ行きたいと思われているんだから連れて行ってあげたい」と言う思いで、計画を立てました。「午前、午後マンツーマンで車椅子対応であれば、疲れも軽減するんじゃない?」という案を元に、希望者4名の方に話を持っていくと、「花博に行けるなんて夢みたい。行けないと思っていたからすごく嬉しい。」

それぞれの方から、嬉しいお言葉も頂きました。



 

当日は天候もよく、たくさんの花をゆっくり見て周ることができました。


庭のパビリオンでは、造営者が考案した庭を散策。車椅子から降りて写真を撮ったり、「日本庭園は落ち着くね」と会話に花がさいたりと満喫されていました。

 

 
午後からは二組目の方を花博にお連れしました。

 

「きれいな花が多いね。」「こんなにたくさん花を植えて大変やったろうね」など、花を見ながら日陰で休憩。日本一高い木のブランコの前で、「こんな長いブランコ初めて見た」と嬉しそうでした。

 

「長生きしてよかった。歩いては行けんかったから、大満足。ありがたい。」
喜んでもらえてよかったです。
テレビで見るより何倍も心に残ってもらえたのではないでしょうか。

何歳になっても、夢は持ち続けて頂きたいと思っています。
その貴重な時間を一緒に関わることができれば、と。それが私たちの仕事であり、喜びです。




下半期の個別支援も充実したものにしていきたいと思っています。


投稿日:2018年11月08日