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途切れない支援を…介護保険の実情を知ろう


『途切れない支援を…介護保険の実情を知ろう』



2月15日 山口市地域自立支援協議会から依頼を受け、施設支援部会にて、岡本副施設長が「介護保険の実情について知ろう ~介護の現場を知り、移行をイメージして現場での支援に活かす~」というタイトルで1時間お話しをさせていただきました

 


この会は、山口市内の障がいを持った方が地域で自立した生活が営めるように関係者がネットワークを構築することを目的に設置されたもので、今回はその中の施設サービス関係者を対象としたものでした。
参加された方には知的障がい者支援の関係者が多く、「利用者さんの入所期間が長くなり、歳をとっても環境の変化に伴う混乱を懸念し、介護保険施設への入所を躊躇する傾向が強く、退所される方が少ないため、新規の入所がなかなか受入れられない」という共通の悩みがありながら、実際には介護保険やそのサービスについてあまり知らないため、介護保険に実際に携わる人の話を聞こうということでした。


まずは、介護保険の仕組みについて…申請して介護認定を受けないとサービスを受けられないことやサービスの種類を説明した上で、施設サービスについてお話ししました。


 

そして、実際に提供しているサービスや利用料について具体的に写真を使った説明でイメージを持っていただきました。

 




 


参加者からは、「利用料はいくらくらいかかるんだろう?」「医療体制やリハビリ体制はどうなんだろう?」「一日何人で何人を世話しているんだろう?」との質問がありました。
しかし、一番気になるのは、実際に知的障がいの方が介護が必要な状態となった時に介護保険施設での受入ができるのかどうか?!ということでした。長い方では何十年と過ごしてきた場所を変わったり、コミュニケーション手段がなく、それまで関わってこられた職員さんの長年の経験から意志を汲み取っている場合、それが変わった時にどうなるのか?!ということでした。
今回、介護保険サービスの現状についてのお話しでしたが、同じ“人”を支援するということでも、その年齢により抱える問題は大きく異なると実感しました。

親なき後・・・も関係機関が連携して、安心して暮らせるように、途切れない支援が実現できるように、その一翼を担わなければならいと強く感じました。



投稿日:2018年03月07日