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内部研修 ~第4回 事例研究発表会~

内 部 研 修

~第4回 事例研究発表会~


平成27年8月7日()19:00~20時まで、特養、デイサービス、グループホーム、ケアハウス、居宅介護支援事業所、給食の全職種43名が参加して3ヶ月に1回の「事例研究発表会」を開催しました。

今回は、給食部門の「ソフト食の取り組みについて~失敗から学んだこと~」グループホーム新館の「丁寧な介護について」の2発表でした。

はじめに給食部門からの発表では、嚥下状態の悪くなったご利用者に、安全においしく食事をしていただくため「ソフト食」の開発や酵素使用して栄養吸収率を高める取り組みを発表しました。給食の職員で研修や試作を繰り返して、現在の「ソフト食」ができるまでの過程や苦労した点などをわかりやすく説明しました。

 





 

発表者からは「ここの食事はおいしい」と言っていただけるようこれからも頑張っていきます!!と発表を締めくくりました。

会場からは「介護者は食事が出来上がってそれを利用者に食べてもらうことが日常的に行われており、ソフト食を作るのにこんなに時間がかかり、また色々なことを考えてソフト食が出来ていて、また作る人たちの想いがこんなに詰まっていた物だと初めて知りました」などの意見がありました。

次にグループホーム新館が「丁寧な介護について」と題して発表しました。
日頃のケアについて検証するため、ホールにビデオカメラを設置して録画。その際に利用者の方々への関わりや言葉遣いなど利用者本意にできていなかったという発表でした。

日頃の様子をビデオに撮ってみると、利用者と話をする際に立ったまま話をして目線を合わさず話をしていたことや、職員同士が話しをしている最中に利用者が後ろで困っているのを、勤務職員が見逃していたりするシーンも映っていました。無意識のうちに利用者に対する姿勢が間違っていたことに気づかされました。



 



今回自分たちの介護をビデオにとり客観的にみてみましたが、秋穂あかり園が目指す「丁寧な介護」には程遠いものでした。自分たちが研究し、気づかされたこと忘れずまた繰り返すことのないよう日々の介護に活かしていきます。と発表を締めくくりました。

会場からは「自分たちも日々の介護の中で同じような行動をしていたかもしれません。今回グループホームからの発表で自分たちのケアを見直すきっかけとなりました。」という他部署からの意見がありました。



最後に園長からの総評では、給食の食事に酵素が使用されていたこと知っていた人は少ないと思います。給食も酵素を入れる理由として「栄養の吸収率を上げ、便秘を予防する」ことが目的なのであれば、事前に多くの職員に知ってもらう事で、その効果が確認でき、より良い研究となり、成果として利用者の健康につながるのではないでしょうか。いくら見た目や食感が良いソフト食を作っても、食事介助をする介護職員が介助方法を間違ったら、のどに詰まることはあります。カンファレンスなどを通じて多職種が共通認識を持つことが大切です。
グループホームも今回ビデオを撮影して自分たちの日々の関わり方が正しかったのか改めてよく分かったと思います。普段自分たちが、無意識に行っている事をビデオに撮ることで、無意識を意識的にかえる事ができます。
「丁寧な介護」をしていくためのケアのあり方とは「ダメな介護の最初をつくらない事」「無意識に行わない事」「日々研鑽や他者から評価をうけること」
この研修を機会にさらなるステップアップをしていきましょう。と研修会を締めました。



 
 
投稿日:2015年09月03日